効率最優先の大量生産が定番となった昨今、
安価な工業製品の多くは購入時がピーク。
使うほどに劣化し買い替え使い捨てられ、ただのゴミになってしまう。

私たちAndkowの製品は、手にしてからが始まりです。
デニムや革の良い所は、思い出が染み込んでいくこと。
家族や恋人と過ごした時間、ひとり旅で訪れた景色、
昨日のことのように思い出せる空気、匂い、温度、音。
長く使える革だからこそ、形のない日々の記憶が染み込んでいく。

カバンが運ぶのは、荷物だけではない。
ボタンがとめるのは、布きれだけではない。

荷物だけでなく、思い出を運ぶカバン。
過去と未来を、人と人とをつなぎとめるボタン。
経年変化とエイジング。

何でもない日常の記憶を。人生の転機を。
旅先の旅情を。毎日の変化を。

良い時も悪い時も、いつもそばにあり、ともに年齢を重ねる。
人がシワを刻むように、一つ一つの傷さえもが大切な思い出として刻まれる。

世界に同じものは二つとない、記憶のアルバムのような製品を。

そんな思いを込めて、職人達の手で一針一心手づくりしています。